入所に掛かる学費と内訳
入所に掛かる学費と内訳
俳優を目指して演技養成所に入所を決めたは良いものの、どれくらい金額を準備すれば良いか心配、という方も多いのではないでしょうか。今回は、演技養成所に掛かる費用とその内訳をご紹介します。
まずはじめに、演技養成所に必要な費用は入所費(初期費用)と授業料という2つに分けられます。
養成所の実績やレッスン内容により異なりますが、一般的に最初に納める入所費は20万円前後を見ておくと良いでしょう。
授業料は月1万円~1万5千円程度、という養成所が多く、テキスト・レッスンシューズという授業に必要な道具から、宣材用のプロフィール写真撮影費用・タレント名鑑の掲載費用、といった、世に出る際の準備費用までが学費として含まれます。
カリキュラムの内容やレッスン回数は養成所によって異なり、その内容で掛かる金額も変わります。
ご自身のライフスタイルに合うレッスンスタイルか、などを考慮しながら適切な養成所を選ぶことをおすすめします。
演技養成所における試験は何が行われるのか。
演技養成所で行われる試験について言及していきます。
演技養成所の試験は、学校で行われるそれとは明確に異なります。ではなぜ異なるのでしょうか?
例えば声優に求められる学術的なスキルは、国語力が高校卒業以上で、社会的な一般常識を身につけているのがマストです。ただ総合的な学力が求められる有名大学に進学出来たからといって、必ずしも俳優や声優になれるとは限らないのです。
養成所では毎回のレッスンで試されている気持ちで臨むのが大事です。
とはいえ、具体的にはどんな事を行い試されるのでしょうか。
まずは腹式・発声が正しく行われている事や標準語が正しく喋れているかを発表します。そして養成所で必ず暗記して実際に演じる「外郎売り」や朗読そしてナレーションの実演、さらに必要なスキルが身につけられているか判別するドラフトオーディションをする場合もあります。
プロになった後恥ずかしくないような能力があるかを見極め、勉強としての学力ではなく俳優としての能力を見分ける事を、その演技養成所に指針に従い行うのです。