自分に合わせたカリキュラム
自分に合わせたカリキュラム
プロの俳優や声優として活躍するためには、しっかりとした演技力が必要になります。演技養成所ではどのようなカリキュラムのレッスンを行うのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
演技養成所では、基礎を学ぶクラスと実技をメインにした実践編のクラスを設けているところがあります。成長に合わせて、自分に必要な技術を習得することが可能です。2~3年かけて育成するコースや、短期間のワークショップ形式のものなど、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
演技の基礎では、発声の仕方や演技の基本を学びます。立ち方や姿勢など、身体の使い方を一緒に教えている演技養成所が一般的です。
実践編では、実際の台本を使ってセリフやシーンを演じたり、アクションやダンス・歌など全身を使ったさまざまな表現方法を学ぶ選択肢が増えます。パントマイムや殺陣などをレッスンに採用しているところも人気です。
演技養成所によっては、現役のプロや特別講師を招いたカリキュラムを取り入れているところがあります。なりたい表現の現場で実際に活躍している先生から学ぶことは、とても有意義で学びが大きいでしょう。
演技養成所でもキャスティングには加われる
演技養成所とは、文字通り演技をする俳優を養成する施設です。養成所によって内容やカリキュラムの詳細などは異なりますが、一般的には呼吸の仕方や声の出し方、姿勢やウォーキングなどの基本的なところから、演技や朗読、滑舌、アクション、ダンスや日本舞踊、カメラを意識した時の動きや演技などを習います。
そんな演技養成所は大手などではプロダクション業務も兼ねているため、入所した時点で所属タレントとして扱われるのです。きちんと演技できていれば養成所に入ったままオーディションなどを受けることができ、場合によってはキャスティングに加われることもあります。
仕事をしたときには出演料ももらえます。ただし、マネジメント料などを養成所に支払う必要があるため割合などを確認することが大切です。
経験が浅いうちは仕事よりもやはりレッスンが主体となります。一度キャスティングされたからといって安心せず養成所でしっかり自分磨きをすることは、俳優としてやっていくためには重要です。